少し前の酒の席でこんな話をしました。

中世ヨーロッパでは、貴族たちが奴隷に仕事をさせることでスコレー(余暇)を持て余していました。
働く必要の無い彼らは、毎日朝からワインを飲んで暮らしていましたが、結果的に哲学や様々な学問を生み出し、人間社会を次のステップに進めました。
つまり、歴史的観点から考えると、仕事だけに捕らわれず、自由な時間を多量に持ち合わせている人間が次の世代を作っていくということです。

では、これを現代の日本に当てはめるとどうでしょうか?
もしかするとニートと呼ばれる人々が貴族に当てはまるのではないでしょうか?
彼らは仕事をしておらず、朝からパソコンでカチャカチャとネットを楽しみ、時間を持て余しています。
そして、彼らの状況における奴隷とは、まさに両親です。
親が仕事をしていて稼ぎがあり、彼らはその稼ぎで生活しているのです。

私はニートを肯定しませんし、いい歳をして親の金で生活いている人間が正しいとは思っていません。
ただ、見方によってはニートが次ぎの世代を作る人種になるかもしれないというのは非常に面白い考え方だと思います。
現に彼らはネットを通して多種多様な新しい文化を生み出しています。

社会から嫌悪され、働かないニートたちに、近い将来日本が救われる日が来るのかもしれません。