ビットコイン

最近よくニュースやビジネス誌で目にする「ビットコイン」。今年の2月28日にビットコインの取引所であるマウントゴックス(Mt. GOX)が破産したことでビットコインそのものが無くなったように思っている人も多いようです。ここではマウントゴックスについて3分程度でざっくりわかるように解説していきます。

まず、ビットコインの最大のポイントは『通貨』であるということです。電子マネーと混同する場合が多いのですが、ビットコインは通貨です。例えばSuicaを例に電子マネーと通貨の違いを簡単に説明すると、1000円でSuicaを購入した場合、使わないでそのまま一年間とっておいても1000円のSuicaは1000円のままです。ビットコインを1000円分購入した場合、使わないでそのまま取っておくとビットコイン自体の価値が変動して一年後には1200円になっていたり900円になっていたりします。これはSuicaが単に日本円という通貨を置き換えただけのものなのに対し、ビットコインがドルやユーロと同じ通貨の一つであるためです。外貨と同じように為替リスクが発生するということになります。

ビットコイン(通貨)と電子マネーの違いはご理解いただけたでしょうか?
次に重要なポイントは、通貨でありながら国に依存しないということです。基本的に通貨というのは、その通貨の価値を保証する土台があって成り立ちます。日本円であれば日本国という国が、この1円にはこのくらいの価値がありますよーと保証しているから、みんながその価値を信じています。ドルの場合はアメリカが、ユーロの場合はEUがその価値を保証しています。これに対し、ビットコインはその価値を保証する国がありません。ネット上でお互いの取引やビットコインの価値を相互に確認し合っていることで、その価値が保証されています。いかなる国からの干渉も受けず、ビットコインのユーザー同士でお互いに価値を確認し合う仕組みなのです。

最後に、ビットコインとセットでよく使われる「マイニング」「採掘」「掘り起こす」といったことについて説明します。マイニング、採掘、掘り起こす、これらはすべて同じ意味で使われるのですが、通貨であるビットコインが発行されることを指しています。上述の通りビットコインはユーザー同士で取引の確認などを行っていますが、これは毎回手動で確認が行われているのではなく、複雑なプログラムによって自動的に行われています。このプログラムによる確認はスーパーコンピューター並みの処理能力が必要になるため、それをネット上に繋がっているたくさんのパソコンで少しずつ分割して処理しています。この分割処理に協力すると、その貢献度に応じて新しいビットコインが発行される仕組みになっているのです。これがマイニングや採掘といわれるものです。

さて、ざっくりと3点ほどビットコインの説明を書きましたが、いかがでしょうか?今後ますます存在感を増すであろうビットコイン。成長が楽しみです。