前回に引き続き、電車内でのマナーについて考えていきたいと思います。
(前回の記事はこちら

今回は「2.マナーモードに設定し、通話は控える」についてです。

このマナーは、主な理由として他の乗客への迷惑が挙げられます。
しかし、実際のところ本当に迷惑になっているのでしょうか?

確かにマナーモードについては、設定しないと周りの迷惑になることが理解できます。
隣に座っている人の携帯が鳴ったとき、その着メロが自分の好きな歌手だったら良いかもしれませんが、そうでない限り他人の目覚ましが近くで鳴っているようなものです。
大抵の人は不快に感じると思います。

では、通話を控えることについてはどうでしょうか。

正直なところ、車内で通話すること自体が誰かの迷惑になっているとは思えません。
「友達と会話するのはOKなのに、通話が禁止されるのはおかしい」
といった意見をよく聞きますが、まさにその通りだと思います。

それでは、通話禁止がマナーとされている理由は何でしょうか?
おそらくそれは次の二点です。

・電話で話すときは自然と声が大きくなる人が多いから
・既にマナーとして定着しているから

一点目はそのままの意味で、わかりやすい理由だと思います。
実際にやたらと大声で通話しているビジネスマンをよく見かけます。
今の携帯は性能が良いので普段の会話と同じぐらいの声量で十分なはずなんですが、、、

問題は二点目です。
前回の冒頭で書きましたが、携帯は恐ろしい速度で普及しました。
そのため、車内での通話が本当に迷惑になるのか、十分に議論される前に禁止となりました。
自分が禁止されていることを他人が平然と行っているのは、あまり気持ちの良いものではありません。
本来は迷惑と思わないはずの行為でも、一度禁止されたことで抵抗が生まれてしまったのだと思います。

「2.マナーモードに設定し、通話は控える」は、ある意味で根拠のないマナーだと思います。
ただし、現実問題として不快に感じる人がいるのは事実ですし、それが根拠になっているのではないでしょうか。

さて、前回から続いて車内のマナーを考えてみましたが、結局のところ私の結論はこうなります。
理由はどうであれ、車内のマナーは守るべきだ、と。
正しい正しくないというよりは、”マナー”という言葉に意味があるのでしょう。

ここまで少し真面目に考えてみましたが、実際のところマナーを守る理由はもっと簡単でいいと思っています。
「大人がマナーを守らないと、子供に示しがつかない。」
これだけで十分なのではないでしょうか。

子供は大人のマナーを見て育ちます。
電車内で通話している大人を見て、子供は何を思うのでしょう。
細かい話は別にして、そこを大切に考えられるのが本当の大人なのだと思います。